スタッフ紹介
新しい時代の波をお客様と共に乗り越えて行くために。
1944年(昭和19年)生まれ | |
1973年(昭和48年)12月税理士試験合格 | |
1974年(昭和49年)2月税理士登録 |
私が税理士の道を歩み始めたのは、たまたま商売をしていた親の帳簿付けを手伝ってやりたいと思ったのがきっかけです。簿記の学校に行ってみると、みんなとても熱心に勉強している。一緒に勉強しているうちに「ぜひ税理士の試験を受けよう」と誘われて、受験することにしたのです。最初は税理士の仕事の内容も分からずにこの世界に入ったわけです。しかし勉強を重ねる中で強い興味が出てきて一生懸命に打ち込むようになり、税理士のあり方について真剣に考えるようになりました。
税理士としては、女性税理士の草分け的存在である三浦康子税理士のもとでスタートしました。ここでお客様と共に考え、共に悩み、税務署と渡り合ったり、弁護士さんと一緒に勉強したりする中で、専門職としての税理士のあり方を徐々に確立していきました。専門職としての税理士はどうあるべきか、しっかりとした理念を持っていないと仕事ができないのです。私は受験生時代から「税理士法」に関して強い興味と感心を持って勉強してきました。私ほど税理士法にこだわる税理士は、全国でもいないのではないでしょうか。
専門職としての税理士はなぜ存在するのか?その歴史的な背景と今日の社会的な意味合いを踏まえ、その存在意義を大事にして、これまで仕事を進めてきました。それは、「納税者の権利を擁護する」というひと言に尽きます。
中小企業の経営者の方々の相談相手としての税理士の役割がよく言われます。確かに税理士は、経営分析や営業指導、資金繰り、保険のことなど、経営者のさまざまな悩みの相談相手にもなりますが、それらは専門性とは直接関係のない付属的な要素です。「専門職」としての税理士の役割は、あくまでも納税者のために実利的な利益を上げるところにあるのです。
「税」の面から経営者の方々のお役に立ち、その結果、経営が順調に行き、企業が伸びていく、それが何よりもの喜びであることは言うまでもありません。経営者・納税者の方々に納得して「税」を支払っていただくこと。もし制度に問題があるのなら、それを正すべく努力すること。それが大事です。その努力をしてきたことがお客様からの信頼感につながっているのだと思います。税理士という職業は、あくまでも一つのビジネスに違いありませんませんが、「専門職」としての強い自負と信念がバックボーンとして存在するからこそ、お客様から信頼していただけるのです。
今の時代は、あらゆる面で私たちの世代が育ってきた時代とは根本的に変化していると痛感しています。社会の基本的な仕組みが壊れ、税制面や社会の仕組みなどに関して危機感を抱くようなことが多々あります。しかしこうした時代の変化に対して単に危機感や恐怖感を感じているだけでは、後ろ向きになってしまいます。まさにこうした時代の中で育ち、学んできた若い世代こそが、この時代に前向きに向かっていけるはずです。
そういう意味において、税理士業界においても、一刻も早く若い世代に責任ある仕事を任せるべきであると常々主張してきたのですが、当事務所においても、このたびようやく優秀な若手である田中雄司税理士へ所長の職をバトンタッチすることができました。
新しい体制で新しい時代に臨んでいく。それはお客様にとって最善の道にほかなりませんが、税理士業界にとっても、また当事務所にとっても、最も望ましい道であると感じています。
私自身、それぞれのお客様の状態を的確に新所長に引き継ぎ、安心してこれまで以上のお付合いをしていただけるよう努力していきますので、どうぞ若い世代の活躍にご期待ください。
平成2年 | |
墨絵や写真、デコパージュ | |
休日は庭の手入れや家の中の掃除をして過ごすことが多い。 猫の世話も大事な仕事。 |
平成6年 | |
ウィンドウショッピング、写真 娘さんの習い事につきあうことも楽しい。 |
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つねに向上心を持って、 お客様とのコミュニケーションを大切にして仕事を進めている。 |
法人のお客様の月次試算表作成や決算業務、申告書作成、また個人のお客様の月次資産表作成や確定申告書作成などの業務を担当しています。税法上のことで、特殊な処理を理解していなかったときなど、もっともっと勉強しなければと痛感します。何でも話せるアットホームな雰囲気の事務所の中で、これからもお客様とのより良い意志の疎通をはかっていきたいです。これまで分からなかったことが分かったとき、また業務を完成させてお客様にお渡ししたときの達成感がうれしいです。